うさ犬歳時記 十一月
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2002年11月15日
羽毛蒲団
厳寒の北国から越冬の為罷り越した日の本の国とは云え、 それでもなかなかに暖かく過ごすと云う訳にはいかないもの、 とてもこれも生活の知恵か白鳥達の、首を竦め…
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2002年11月6日
栞
なかなかに読書家のスモモお姉ちゃんは、 今日はお行儀悪く寝転がって何やら耽読中に、 突然の来客か、将又家人にお買い物を云い付けられたか、 お呼びが掛…
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2001年11月30日
夜長
釣瓶落としに秋の陽が落ちれば長い夜がやってきた今日の今夜、 身体は疲れているはずなのに妙に目が冴えて眠れないと、 スモモお姉ちゃんはこんな時の定番、羊を数…
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2001年11月25日
冬支度
うさ犬の里は裏山の林も近付く冬の足音に見渡せば木の葉は落ちて、 衰える陽光を補うように落ちる面積を増やした木漏れ日は褐色の絨毯を幾層にも成した足元を照ら…
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2001年11月17日
スケート
真っ青に澄んだ秋の空を滑らかに行くのは、 ご存知うさ犬お兄ちゃんのほんまるが、 冬の到来待つ皆さんより一足お先に、それはそれは気持ち好さそうに、 銀杏の葉…
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2001年11月11日
フレーミング
芸術の秋、ベレー帽にスカーフで格好は一人前に身繕いして、 スモモお姉ちゃんがうさ犬兄弟をお供に風景絵画を物しようとお出掛けの、 うさ犬の里は裏山の高みに上…