雪の少ない地方に積もった雪は雪に縁の無い子供達を活発にさせます。 御多分に洩れずはなまるもウパンダも大はしゃぎで、 すぐさま手当たり次第に雪を丸め出し投げ合えば雪合戦の始まりです。
一方スモモお姉ちゃんだって一面の銀世界にロマンチックな気分になり 彼等みたいに思いっ切り動き回るのとは違って 可愛い雪ウサギを拵えたのでした。
目には南天、耳には竹の葉をあしらい、本人中々ご満悦なるも、 合戦の最中にこちらを見遣ったはなまるには少々ご不満が残ったようです。
合戦相手のウパンダをほったらかしてスモモお姉ちゃんご謹製の雪ウサギに近づけば、 矢庭にお尻にウパンダ目掛ける筈の雪球を押し付け、 振替って自らのお尻を突き上げ指差したのはまぁ～るいうさ犬尻尾にて 雪ウサギの尻尾だってこうあらねがならないという主張に スモモお姉ちゃんも納得のご様子です。
でも向うでほったらかしにされて納得いかないウパンダでした。（2006/2/12）