今日はうさ犬兄弟揃って笊一杯の真っ赤に熟れた艶々のサクランボを
仲良く次から次へと美味しそうな顔をして頬張っています。
不図お兄ちゃんのほんまるが両の手のサクランボの蔕を見遣り、
次の瞬間宙に放り上げれば、長いご自慢のうさ耳で受け取り、
何やらもぞもぞと暫く弄繰り回して、弟のはなまるにご開陳、
耳の上の蔕は綺麗に結ばれていたのでした。
よく口の中で舌を使ってこんなかくし芸をする方がいらっしゃいますが、
耳でという方はなかなか寡聞にして聞いたことがありません。
ご自慢のうさ耳を使った思わぬかくし芸を見てはなまるは僕だってうさ犬の端くれ、
立派なうさ耳を備えているのだからと、お兄ちゃんにかくし芸の伝授を催促します。
何事も習い事は先ずは上手く行くもんじゃありませんから、
ヒステリーを起こさないで、はなまるさん…。(2006/5/27)