うさ犬ランド

うさ犬は季節の神様のお使い

パイプライン3

パイプライン3

パイプラインと云えば真夏の風物詩。
当うさ犬ランドにてもパイプラインパイプライン2と云うエピソードを 以前にご紹介しましたが、今回の3は少し趣向が異なるようで。
処は早春の雪山、冬に降り積もった雪の根も緩み、一触即発、雪崩れ注意報と云う具合な場所を わざわざ好き好んで出掛ける愚か者の居るかに思えばうさ犬兄弟が兄のほんまるのようで。
はたしてちょいとした切っ掛けで崩れ始めた雪は、まるで原子核崩壊の如き連鎖に次ぐ連鎖で やがて大きな雪崩となって穏やかな早春の景色に雪煙轟音を立てて山の斜面を覆います。
待ってましたとばかり見るも恐ろしい雪の崩落に向かって飛び込んだ者こそ誰あろうほんまるにて、 小脇に抱えたスノーボードを雪崩れに放擲するや上に踏ん張り、サーフィン宜しく雪崩れの波に乗り始め、 画聖北斎神奈川沖浪裏が如き大波の天辺が方向に先んじて崩れ落ちて拵えられたパイプラインを潜ります。
やんや、お見事、拍手喝采…って、褒めちゃいけない、付け上がる。
良い子は決して真似しちゃいけません。(2006/1/25)