さ犬お兄ちゃんのほんまるが樹齢800年はあろうかという古木乍、尚も今年も咲き誇る藤の薄紫の棚作りの下にて散った花びらを拾っては耳につけ、又拾い耳につけ、そうこうするうち、ほんまるの耳はまるで満開の藤の一房の様になりました。
さて其処にやってきたのは約束の数を数え終わった弟のはなまるにて、どうやら二人はかくれんぼに興じている様子、懸命に辺りを見渡すも中々兄貴は見つけられぬ、さても上手に隠れたりと感心頻り。
どうぞ貴方もほんまるが何処に隠れたのか3コマ目を捜してみてくださいな。(2006/5/4)