釣瓶落としに秋の陽が落ちれば長い夜がやってきた今日の今夜、
身体は疲れているはずなのに妙に目が冴えて眠れないと、
スモモお姉ちゃんはこんな時の定番、羊を数え始めました。
角の後ろに丸まった羊達が青い草原を列を成して行進し、
次々と柵を飛び越えます、一匹、二匹、三匹、四匹、五匹…、
ぼんやりした頭で数えていると何時の間にやら飛び越えているのは、
おやおや、見馴れたあいつ、
如何やらお世話になっているお姉ちゃんに、
うさ犬お兄ちゃんほんまるがこんな処で恩返しのようです。
スモモ姉ちゃん、気になって返って寝られなかったりして。(2006/10/26)