更新日本日は当年の仲秋の名月、
「名月をとってくれろと泣く子かな」とは当サイトうさ犬歳時記にも度々ご登場願う小林一茶翁の詠ですが、
うさ犬お兄ちゃんのほんまるも弟のはなまるにあの見事な満月をせがまれて困り果てているようです。
傍らの梟おじさんだってこの無理なご注文に只笑って見ているより外ありません。
お兄ちゃんだけが飛べるってぇのもいけません、
弟からすりゃ「僕ちをあしょこ迄連れてちぇ!」てなもんです。
意を決したほんまるは弟を乗せて天空高く飛び上がりました!
もう少し!もう少し!もう少しで届くよ!と許り、
少しでも高くとはなまるはお兄ちゃんの頭に上ります。
どうやったって勝てっこない勝負はその昔、
お月様と追っかけっこした汽車がいたとか、いないとか、
扠もお月様なるは届きそうで届かぬ、正しく高嶺に咲く可憐な花の如く、
いや、高嶺の花ならほんまるにも手は届くんですがね…
はなまる君、もう許してお上げなさいな。(2006/10/2)